環境省は植物繊維を形成した「セルロースナノファイバー(CNF)」を自動車部品へ導入する実証実験を2016年度から実施する。車体軽量化によるCO2削減効果など一定の条件で参画企業グループを公募し、用途開発を支援する。CNFは植物などに含まれるセルロース繊維をナノ(10億分の1メートル)レベルまでほぐし、均一に成形したマテリアル。軽くて強度が強く、熱による変形がほとんど無いのが特徴だ。ただ耐熱性に関してはまだ課題も有り、エンジン周辺には使えない。(日刊自動車新聞より) 昨年からレポートしていますが、自動車の軽量化は燃費改善には避けて通れませんので、今後は炭素繊維、マグネシウム合金、セルロースナノファイバーの低価格化と量産化が肝になるかもしれません。