2016年2月のVWグループの世界販売台数が、前年同月比で4.7%減となりました。特に排ガス不正問題をめぐり、当局からの調査、罰金、訴訟が相次ぐ米国では、二桁減に沈み、中南米やアジアでの不振も影響した形。地域別では欧州は12万6400台と3.7%増、米国は2万2300台の13.2%減、中国は17万500台の3%減、中南米は30.3%の大幅減となりました。欧州が率先して排ガスの規制強化に反して、欧州自動車メーカーが不正を働いていた訳ですから本末転倒でしょう。しかも今回衝撃を与えたのは、不正を内部告発する企業風土が無かったという事に、世界中が驚愕しています。ここは襟を正して綱紀粛正してもらいたいものです。 (一部日刊自動車新聞より)