先程のレポートの続きですが、今まで自動車業界の縁の下の力持ち的な位置付けだった、自動車リサイクル事業者や自動車スクラップ業者。スクラップ価格の低迷に端を発し、ハーネスに含まれる銅、プラチナ、亜鉛等の資源価格も中国経済の低迷により下落中で、軽自動車比率が異様に高い地方を中心に経営自体が危ぶまれている。今後も資源価格が低迷し、入庫車輌の半分以上が軽自動車になった場合、先は長くないでしょうと話されるスクラップ業者の方が非常に多いように思います。ここ数年の新車販売における軽自動車比率が4割を超えている状況を考えますと、輸出事業も含めて末恐ろしくなります。そろそろ国際基準で自動車規格を考え直す時期に来ているのでは無いでしょうか。中古自動車輸出は、運送事業、港湾事業、船舶事業、外貨収益を齎す大事な産業に成長したと思っています。もちろん輸出が活況だから下取り価格も安定し、国内中古自動車業界活況になり、新車も販売し易くなると思います。国は一度俯瞰して熟慮をする必要が有るでしょう。