大きく下落し底を打って一時上昇に転じた原油先物市場ですが、今後イラン産原油が市場に出てくること考えますと、再び1バレル100ドル台というのは、当分無いと思って良いでしょう。株式市場や商品先物市場では、半値八掛け二割引という言う言葉が有り、それを踏まえると30ドル台前半まで下落しても驚きは無いといところでしょう。ただ一つ懸念材料として、今まで産油国は儲けたお金を様々な国へ投資をしてきましたから、それらの国からレパトリエーションを実行した場合、本邦の市場も大混乱に陥る可能性が高く、要注意でしょう。