スズキ自動車は19日、新型車「SX4 S-CROSS」の発売を発表しました。先代SX4の国内発売から約9年での全面改良で、SUV要素を盛り込んだ「クロスオーバー」車と位置づけ、独自の4WDシステムオールグリップを採用するなど走行性能を高めています。同モデルはハンガリーの「マジャールスズキで生産し、日本に逆輸入されて販売され、年間600台の販売計画となっている。新型車は、旧型と比較して全長15cm、全幅を3cm拡大、後席の居住性向上を重視した設計に。荷室容量も167リットル増の420リットルに拡大することで実用性の向上を、またサイズアップしながら、高張力鋼板採用拡大等で旧型比で50kgの軽量化を実現、燃費性能や走行性能の向上にも傾注しています。パワートレインは、1.6リッターCVT仕様の単一グレードで、2WD/4WDが選べる。S-CROSSは2013年8月から欧州で生産を開始しており、すでに70ヶ国で販売されている車種で、国内で小型SUV市場復権の動きを察知し、投入を決めました。SUV、クロスオーバー市場は、特に中小型で復権が相次ぎ、今後もメーカー各社魅力ある車種を投入すると思われます。また同車は、中古自動車輸出としてのリセールバリューも群を抜き、そういう意味でも売り易い車種と言えるでしょう。

(一部日刊自動車新聞)