小糸製作所はロービームとハイビームを一体化した第5世代のLEDヘッドランプ、「LED1灯式バイ・ファンクションプロジェクタ」を製品化致しました。従来品はロー・ハイそれぞれのユニットが必要でしたが、照度を従来品の1.6倍にまで高めることで一体化を実現し、今後このモデルを標準化させLED化を加速させる。同社が世界初のLEDヘッドランプを製品化したのが2007年で、「レクサスLS600h」のロービームに採用されたのが最初。この時使用された第1世代のLEDの照度は400ルーメンで、ヘッドランプとして十分な明るさを確保するために5灯式を採用していました。時代は変遷し、2009年からの第2世代で480ルーメンの3灯式、2011年には飛躍的照度が向上した第3世代が発売され1000ルーメンの2灯式、2013年には第4世代の1400ルーメン1灯式、そして今年第5世代のLDM一体型の2250ルーメン1灯式を発売することとなりました。同社の受注ベースでは、2017年には50%がLEDと従来のハロゲンを逆転する見通しで、世界市場でも同年に20%以上がLED化される予定。同社はこの新製品を低コスト・高性能の標準タイプと位置付け、一方超低コストモデルも用意する事で、ハロゲンランプからの置き換えも促すとのこと。詳しくは小糸製作所HPをご覧下さい。

(一部日刊自動車新聞)