クラリオンは、カーナビゲーションの設計と生産をグローバルで共通化するとしました。国内では昨年から部品や構造を標準化した設計にすでに切り替えており、生産ラインの組み立て工程を従来の5割から8割を自動化して稼動しています。同社は2年後を目処に海外拠点の中国やタイにも導入を予定しており、為替市場の動向により臨機応変に生産体制を進める予定。カーナビ生産工程の内、基盤に部品を実装する作業や実装後の電子部品の検査はほぼ自動化されている一方、組立工程の関しては手作業がまだまだ多く、5割に歩留まりしているのが現状。今後は組立工程の自動化を推進させ、自動化率を8割にまで引き上げる算段に。

 海外で生活した方々は御周知かと思いますが、本邦のカーナビと比較してかなり遅れが目だっています。今後商業衛星によるGPSで本邦が主導権を握れれば、同時にカーナビ市場も劇的に変わると見ております。

(一部日刊自動車新聞)