原油価格が数ヶ月で半値以下になるという異常事態ですが、ここにきて各資源価格の先物相場も大荒れになっております。銅相場は12日のロンドン市場で6100ドル/tでしたが、2日間で5400ドル/tと2日間で10%以上の暴落となりました。今まで原油価格100ドル前後を元に国家運営や、投資をしてきた産出国やファンド企業が完全にやられて、売りが売りを呼ぶ状況下となっております。産油国は今までの備蓄が有るので、今すぐどうのこうのということにはならないと思いますが、ファンド勢は評価損による投売りが激しく、利益を出している投資も益だしの売りをしなければならない状況となっているとのことです。ただ本邦のような資源大量輸入国に関しては、まさに神風というべき事象ですが、恩恵を受けるのはもうしばらく先でしょう。