昨日、安倍内閣総理大臣から三党合意を反故にする消費税増税の先送りの是非を問うために、衆議院を解散するとアナウンスされました。消費税増税の反動減は想定以上に強く、リセッション(景気後退)さえ囁かれておりましたので、今回の決断は国内外からの評価は高くなっております。ただ自動車販売に関して言いますと、しばらく停滞する可能性は非常に高いと言わざるを得ません。業界の方々や大手輸出業者の方々から、夏場以降には販売が回復する旨の発言をされていた方が多かったですが、消費税増税の反動減の他にスクラップインセンティブを皮切りに、様々な自動車購入刺激策を矢継ぎ早に打ったために、かなりの需要の先食いをしてしまったのを忘れていると思います。また高齢世代の方々が最後の自動車として、購入をされた方も実は多く、その方々の代替需要はもはや期待できません。中古自動車輸出という観点から見ますと、必然的に増加する軽自動車から、輸出に向く車輌への購入意欲策を講じて欲しいというのが、正直な気持ちです。