自動ブレーキ性能試験結果をレポート致しましたが、詳しい情報をお知りになりたい方は、自動車事故対策機構(JNCAP)のサイトで動画を交えて閲覧出来ますので、そちらを御参照下さい。思わず唖然とする映像も含まれておりますが…。

レクサスはミリ波レーダー+カメラ、日産スカイラインはミリ波レーダーという重厚なシステムを搭載しているため、高得点になるのは至極当然の結果と思われますが、やはり驚くべきは富士重工(スバル)でしょう。スバルは長年コツコツと衝突事故を軽減させるべく研究を積み重ね、カメラシステムだけで満点や高得点を叩き出したのには、敬意を表したいと思います。まさに「アイサイト」ここに極まれり、という感じが致します。またトヨタや日産は自動運転システムにも力を注いでおり、今回の結果は順調に進んでいる結果と言えるかと思いますが、対してホンダは10年以上前からレーン逸脱防止システムを搭載した車輌を販売していますが、今回の結果を受けて巻き返しを図ってくることを願いたいものです。

現在進行形で衝突防止サポートシステム付き車輌の販売が増加中ですが、今後量産化されていけば値段も落ち着き搭載車が爆発的に増えることでしょう。また各自動車メーカーや付帯する部品・センサー・ケーブル等のメーカーが切磋琢磨することで、更に高みを目指した素晴らしい商品が出来ると思われます。少子高齢社会は待った無し、悲惨な事故を減らすことが出来れば、別の意味でも経済効果は高いと言えるかもしれません。