IMFは今月今年の経済成長率を0.9%の成長と、7月時点の1.6%より0.7%の、大幅下方修正を発表しました。今回の下方修正は先進国の中で最も大きな下方修正ということです。また2015年の経済成長見通しも、7月時点の1.0%から0.8%に下方修正しました。政府・日銀・大手企業の消費税増税の影響を軽視した発言とは裏腹に、実体経済は今なお五里霧中を彷徨していると言わざるを得ないでしょう。鋭い感性の当サイトの読者はもちろんご周知と思われますが、自販機にしても、食料品にしても、雑貨にしても安価で販売している店舗やネット通販等は逆に盛況ですが、それ以外は明らかに客足が鈍くなっております。オリンピックまでに海外の旅行者が落とす消費税に期待したい気持ちは解りますが、あまりにも拙速に事を進めるとのっぴきならない状況に陥るかもしれません。中古自動車の流通に関しても、円安に振れたことにより輸出が増加しているため、動きが出てオークションや入札会が活発化しておりますが、輸出に選ばれない車輌の不遇は業界関係者の方々なら痛感していることでしょう。