ミャンマー政府からの正式な発表もあり、2018年以降はミャンマーには右ハンドル車の輸入ができなくなる状況が確定的となってきた。2017年のうちに取得した中古車輸入パーミッションを利用して2018年の初旬までは日本の右ハンドルの中古車の輸入が可能のようだが、そのパーミッションも遅くとも2018年3月までにはすべて消化されて、それ以降は右ハンドル車の輸入はできなくなると見られています。

 ミャンマーの現地からの情報によると、来年からは右ハンドルの日本車の輸入ができなくなるという状況を見越した買いが殺到して、ミャンマー国内の中古車市場では車両価格が上昇してきているとの話だ。2017年の末までは、右ハンドル車輸入禁止前の駆け込み需要でミャンマー向けの買いが続くと見られるが、それ以降はミャンマーの買いがぱったりと止まる可能性があり、中古車オークションでの車両価格相場に大きく影響しそうだ。

 ミャンマー向けの中古車輸出台数は、2011年の秋に中古車の輸入が解禁になって以降、2013年に134,681台(2位)、2014年は160,437台(1位)、2015年は141,066台(1位)、2016年は124,212台(2位)と、日本から海外に輸出される全中古車の10~12%を占めており、2018年にはこの輸出マーケットがなくなると考えると、日本国内の中古車オークション相場に大きな影響があると予想されます。ミャンマー向けの中古車の特徴は、メーカーにとらわれず年式などの条件があえば性能と価格のバランスで各メーカーの車両をまんべんなく買う傾向があり、圧倒的にトヨタ車を買いたがるアフリカとは違い、車種がばらけるのがいいところであったが、ミャンマーからの買い付けがなくなるとなると、アフリカ向けで大きな需要があるトヨタ以外のメーカーの中古車は強い買い手を失い相場価格が下落する可能性が考えられます。また、ミャンマーからの需要で中古車オークションで高値を維持している中型トラックは代わりとなる他の買い手があらわれないのなら大幅に値を落とす可能性もあるでしょう。価格が下がれば別の国からの買いが入る可能性もあり、2017年の年末から翌2018年の年始にかけてはマーケットがどう動くのか動向を見極める必要があるでしょう。